小児科では、こどもの内科系疾患をすべて担当しています。疾患分野別の診療については、それぞれの専門分野の研修を終了した医師が担当し、難治性疾患の診断・治療も積極的に行っています。
また当院では、血液・悪性腫瘍における大量化学療法、自家末梢血幹細胞移植、川崎病などに対する血漿交換療法、リウマチ性疾患・炎症性腸疾患などにおける生物学的製剤使用、新生児遷延性肺高血圧症における一酸化窒素吸入療法、複雑心奇形に対する低酸素療法などの高度な治療も提供しています。
患者さんひとりひとりに応じた、きめ細やかな診療を提供することができるよう、スタッフ一同心がけております。
山口大学医学部附属病院は、特定機能病院に指定されています。小児科では、午前中は主に紹介患児などを中心とした一般診療、午後はアレルギー・免疫疾患・神経精神・新生児・循環器・腎疾患・代謝/内分泌・悪性疾患等の高度の専門的治療を有する慢性疾患をお持ちの患児の診療が中心となります。
診療を迅速かつ的確に進めるためには、日頃からお子様やご家族の健康状態をよくご存知の「かかりつけ医」からの情報が欠かせません。なるべく紹介状をお受け取りの上で、ご受診下さい。
診療時間 | [午前]9時00分~12時00分 [午後]13時00分~17時00分(午後は予約診療のみ) ※初診、再診以外は予約診です。 |
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受付 | 8時30分~11時00分 |
場所 | 外来棟2階 |
TEL | 0836-22-2508 |
アレルギー疾患・リウマチ性疾患を持っている子ども達を定期的に診察しています。
小児の神経・筋疾患および発達障害、精神疾患の診療を行います。
心臓外来では疾患の説明、カテーテル検査、外科的治療などのご相談などを、時間をかけて丁寧に行うよう心がけています。主に小児心臓外来において、岡田(清)、大西、元永が担当しています。
小児腎臓疾患、小児泌尿器疾患を主に診療しています。水谷、橘高が担当しています。
小児の消化管、肝臓、栄養、肥満など栄養・消化器に関連する疾患を診療しています。腹部超音波検査を活用してお子さんに負担の少ない画像診療を心がけています。東、坂田が担当しています。
原則として予約制のため、初診の方はあらかじめご連絡ください。深野、市村が担当しています。
山口小児の内分泌・代謝性疾患を主に診療しています。福田が担当しています。
NICUを退院したお子さんたちのためのフォローアップ外来です。高橋、藤本、松隈が担当しています。
育児相談や健診が主な外来内容となります。
心理・発達検査などを毎週火・木曜日に行っています。臨床心理士の國廣が担当しています。
RSウイルス感染予防のための、シナジスを接種するための外来です。RSウイルス感染症の流行シーズンである8月から翌年度4月までの第1, 3週金曜日に開設しています。
初診受付時間は、午前8時30分から午前11時までです。
初診時に他病院の紹介状を持参された方は、紹介料が保険扱いとなりますが、紹介状のない方は、特定療養費として5,400円が自己負担となりますので、できるだけ紹介状をもらって受診して下さい。
予約のある方は受付の手続きは必要ありません。予約票(領収証書に添付)を受診される診療科の受付へ提出してお待ちください。
再診受付機の利用時間は、午前8時30分から午前11時までです。
当日の場合は、自動再来受付機で受付を済まされて、診察券(IDカード)と受付票を受診される診療科への受付へ提出してお待ちください。
再診受付機の利用時間は、午前8時30分から午前11時までです。
予約電話
0836-22-2111
(火・金:13時30分~15時)
山口大学医学部附属病院は、高次機能病院のため県内の重症患者が多く入院しており入院患者の急変時の対応や、救急外来においては生命の危険を伴っている三次救急患者の対応に備えなくてはいけません。
さらに、当直体制になると医師の数が1名となるため、夜間・休日時間帯に一般診療への対応は難しく、休日夜間診療所などへの受診をお願いしています。当院への入院が必要と判断された場合には休日夜間診療所等より紹介状をお受け取りになって受診下さい(救急重症患者は除く)。
また山口県では、夜間に子どもが急な病気やけがをした際に、看護師等が症状に応じた適切な助言を行う小児救急医療電話相談を実施しています(#8000)。医療機関を受診した方がよいかどうかなど、お困りの際はご利用ください(なお、この電話相談では診察や治療は行いませんのでご留意ください)。
さらに宇部市ホームページに、どのような時に救急受診するべきかを判断する際に参考にしていただくためのガイドブックを公開しています。こちらもご活用ください。
宇部市休日・夜間 救急診療所 | 住所 | 宇部市琴芝町2-1-10 |
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電話番号 | 0836-31-1099 | |
診療時間 | 月曜/火曜/水曜/金曜:19:30から23:00 木曜/土曜:18:00から23:00 日曜/祭日:9:00から12:00、13:00から17:00、19:00から22:00 |
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山陽小野田市救急医療関連情報 | 救急医療関連情報を参照して下さい。 | |
山口県内の休日夜間診療所 | 厚生労働省|医療情報ネット|山口県の病院・診療所・歯科診療所・助産所を検索を参照して下さい。 |
脳波検査 | 374件 | ビデオ脳波検査 | 8件 |
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誘発電位検査 | 24件 | 呼吸機能検査 | 70件 |
食物負荷試験 | 42件 | 内分泌負荷試験 | 80件 |
心臓超音波検査 | 1,434件 | 心臓カテーテル検査 | 6件 |
運動負荷心電図 | 36件 | ホルター心電図 | 223件 |
上部消化管内視鏡 | 23件 | 下部消化管内視鏡 | 20件 |
腹部超音波検査 | 514件 | 腎生検 | 14件 |
排尿時膀胱造影検査 | 16件 | 腎シンチグラフィ | 12件 |
新規血液・腫瘍疾患診療実績 | 急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、 悪性リンパ腫、血球貪食性リンパ組織球症、 ランゲルハンス細胞組織球症、神経芽腫、 Li-Fraumeni症候群、毛様細胞性星細胞腫、 奇形腫、神経膠腫、骨肉腫、網膜芽細胞腫、 血友病、抗リン脂質抗体症候群など |
2019年6月から新病棟(A棟)の稼働が開始しました。A棟は地上14階、地下1階、延べ床面積3万4552平方メートルの建築物です。重篤な患者さんを24時間体制で受け入れる先進救急医療センターや総合周産期母子医療センターなどを集約、屋上ヘリポートから4階の手術室などに直結する緊急用エレベーターの整備など急性期医療の機能を強化しています。
小児科病棟と各階のエレベーターホールなどには、患者さんの心を癒すためのホスピタルアートが飾られています。本学教育学部の卒業生で、現在はクリエイティブユニットKIGI(キギ)のアートディレクターとして活躍中の渡邉良重さんによる作品です。
山口大学医学部附属病院総合周産期母子医療センターは、平成2年10月に母子医療センターとして発足し、平成23年度より総合周産期母子医療センターに認定されました。
「総合周産期母子医療センター」は合併症妊娠、多胎妊娠、あるいは切迫早産などハイリスク妊娠に関する妊娠分娩管理と、生まれてくる早産児、低出生体重児、あるいは合併症を伴って出生されたお子さんに医療を提供する施設です。
当センターは母体胎児集中治療室(MFICU)6床と新生児集中治療室(NICU) 12床、新生児育成治療室(GCU) 8床からなります。産科医と新生児医療を専門とする小児科医、看護師・助産師だけでなく、眼科・小児外科・脳外科など幅広い専門医がチームを組み、高度な医療と看護を行っています。24時間体制で山口県全域及び隣接県からの母体あるいは新生児の受け入れをしており、遠隔地からは新生児救急車やヘリコプターを利用した搬送を可能な限り行っております。